札幌北税務署長 着任あいさつ

 本年7月の定期人事異動で、札幌北税務署長を拝命いたしました山中でございます。

 鷲尾会長様をはじめ札幌北間税会の役員並びに会員の皆様方には、日頃から消費税をはじめとする間接税はもとより税務行政全般にわたりまして、深い御理解と多大なる御協力を賜っておりますことに厚く御礼申し上げます。

 札幌北間税会におかれましては、「消費税 活かすみんなの 間税会」のキャッチフレーズの下、消費税の適正な申告と納税等に関する啓蒙活動のほか、各種研修会や講演会の開催による税知識の普及活動や会員増強に熱心に取り組まれており、その御努力と御労苦に心から敬意を表しますとともに感謝を申し上げる次第であります。特に、小学生を対象とした「税の標語」の募集といった次世代を担う子供たちへの租税教育活動への取り組みは、将来に向けた申告納税制度の定着と税務行政の円滑な運営に大きな役割を果たすこととなり、国税組織を担う者として心より感謝申し上げます。

 さて、昨年10月から消費税のいわゆる「インボイス制度」が開始され、新たに消費税の課税事業者となる事業者の方も多い中、札幌北間税会の皆様方の御理解と御協力のもと、大きな混乱もなく、制度開始から半年以上が経過いたしました。改めて深く感謝申し上げます。

 また、間税会の皆様方には、e-Tax及びキャッシュレス納付の利用拡大にも御協力をいただいているところ、今後とも、e-Taxについて、その利便性について積極的に広報を実施し、ご自宅等からのe-Taxの利用拡大に取り組んでまいります。

 キャッシュレス納付については、e-Taxによる口座振替である「ダイレクト納付」に関し、本年4月から利便性が更に向上しており、キャッシュレス納付の利用拡大にも取り組んでまいります。

 さらには、本年6月より令和6年分所得税の「定額減税制度」が実施され、制度の周知広報などに御協力頂いたところです。

 このような各種制度周知や施策の利用拡大には、国税当局の取組だけでなく、間税会をはじめとする関係民間団体などの皆様のお力添えが必要であります。

 本年9月には全国間税会総連合会通常総会が、札幌で開催されると聞いております。この会が札幌北間税会の皆様方をはじめとした、北海道間税会連合会の総力のもと盛会に開催されることを祈念しておる次第であります。

 札幌北間税会の皆様方には、今後も税務行政の良き理解者として、また協力者として、より一層忌憚のない御意見、御提案をいただきながら、更なる連携を図っていきたいと考えておりますので、引き続き、御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。

 結びになりますが、札幌北間税会の益々の御発展と会員の皆様方の御健勝並びに事業の御繁栄を祈念いたしまして、私の着任のあいさつとさせていただきます。

令和6年8月
札幌北税務署長 山中 基裕

署長氏名 山中 基裕
出身地 函館市
主な経歴

札幌北税務署 特別国税調査官(法人担当)

関東信越国税局 朝霞税務署 副署長

札幌国税局 調査査察部 査察第二統括官

札幌国税局 課税第二部 資料調査課長

根室税務署長

札幌国税局 調査査察部 査察管理課長

前任 札幌国税局 調査査察部 次長
趣味 野鳥及び馬観察、音楽鑑賞及び演奏
好きな言葉 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし